こんにちは。白須(しらす)です。
先日、フルラインナップが発表されたUNIQLOとジルサンダー氏のコラボラインであるUNIQLO+J。
どのアイテムもカッコ良くてオシャレなものばかりです。ただ洋服は日々着るものなのでカッコ良いだけでは成り立たないのが難しいところ。
今回はこちらのUNIQLO+Jからこういう場合は選ばない方がよい、注意した方がよいというものをご紹介したいと思います。
もちろん、洋服は着る人次第なところはありますので、一意見としてお聞きください。
それでは早速いってみましょう!
オーバーサイズフーデッドロングコート
UNIQLO+Jにて、購入を注意した方が良いアイテムの最初は「オーバーサイズフーデッドロングコート」です。
ポリエステル生地の薄手ロングコートです。生地に上品な艶感があり、撥水効果によりあり雨や汚れ、そして風も防げてしまうでしょう。
着丈も長く身幅もたっぷり取られているオーバーサイズな仕立て。
ドレッシーで大人らしい雰囲気ながら、オーバーサイズで今っぽさもある見た目。そして機能性も兼ね備えている、そんなアイテムです。
めちゃくちゃカッコ良いので、私もかなり欲しいところです。
こんなにカッコよくて、しかも良いとこだらけのアイテムの何が注意するべきなのか。それは季節的にすぐ着れなくなってしまうことです。これだけ全身を覆ってしまうアウターは、おそらく4月後半にはもう暑くて着なくなるのではないでしょうか。
そうすると、3/19に発売してすぐに着始めても1ヶ月ほどしか着れないことになってしまいます。1ヶ月程しか着れないものに15000円払うのはちょっとコスパが悪いように感じます。
今買うなら同じ生地感とディテールでショート丈になった、「オーバーサイズマウンテンパーカ」の方が良いのではないかと。
ショート丈の方が足さばきもよく、ライトに使えるでしょう。
もちろん、オーバーサイズマウンテンパーカーもポリエステル生地で雨風はある程度防げるので、梅雨時期の6月中くらいまで着ていけるのではないでしょうか。
ジャケット類(ウール素材)
続いて「ジャケット類」です。ウール素材のテーラードジャケットを対象にしています。
コチラは何が問題かというと素材であるウール生地です。
夏場は当然、汗をかきますよね。着て汗をかけば洗濯したくなるのですが、こちらのアイテムはそんな簡単に洗濯できません。
ウールのジャケットは水に濡れると型崩れを起こしやすいのです。洗濯は基本的にはクリーニング屋さんにお任せるすることになりますが、着るたんびにクリーニングに出すなんて現実的ではありませんよね?
つまり、手入れが面倒なので結局、着なくなる可能性があります。
それはビジネススーツでも同じじゃない?と思われるかもしれませんが、ちょっと事情が違います。
ビジネスではジャケットの下は必ず襟付きの長袖シャツを着ますよね。
ジャケットのどこが汚れやすいのかというと、首元の襟回りと腕の袖周りなど体にフィットする場所です。スーツの場合、この汗汚れをシャツが引き受けてくれますが、カジュアルシーンではそうもいきません。
ジャケットのインナーにTシャツを合わせることもあるでしょう。というか夏場はそのパターンの方が多いではないでしょうか。そうすれば、当然首や腕に直接触れるのはジャケットになってしまいます。そうすると、汗を直接吸うのはジャケットなわけ。これではお手入れの面で難ありです。
とは言うものの、今回のUNIQLO+Jのジャケットも非常によく出来ています。
ジャケットは前期の2020AWに展開があったものもシルエットや生地感は美しく、誰が着てもサマになる素敵なアイテムでした。やはり男性が最もカッコ良いのはスーツです。その上半身にあたるテーラードジャケットをここまでのクオリティにしているんだからカッコよくないはずがありません。
今回は素材もウール100%のもの以外にも、「オーバーサイズジャケット」についてはウールに麻が混紡されています。この生地がどんな表情を見せてくれるのか非常に楽しみです。
といった具合にお手入れの面では厳しいところもありましたが、アイテムてしての完成度はかなり高いものになっているでしょう。
真夏の8月は着用を避けて、使うのであれば非常に良いアイテムです。
セーターニット類
続いて、「セーターニット類」です。
コチラの注意する理由はロングコートと同じです。気温が暖かくなったらニットって暑いので、なかなか着れませんよね。
ただ、コレは生地感にもよるかなとも思います。今リリースするんだから長く使えるように、けっこう薄手な生地の可能性もあります。
薄手のものであればTシャツ感覚で着れるので、5月くらいまでは使えるかもしれません。
生地感は実際に触り確かめてみた方が良いかと思います。
でも春夏に使えるニットが欲しい、という方にオススメできるのは「シルクコットンVネックカーディガン」です。
カーディガンなら着たり脱いだりで簡単に体温調節が出来ます。
夏になれば肩がけで使えば小物にもなり、コーディネートのアクセントにもなったりと使い勝手も良いです。
シャツ類
そして、「シャツ類」です。
シャツも2020AWのものが良く、今回のものもそれを引き継いでいるでしょう。
生地もむちゃくちゃ艶がありドレッシーです。しかもカジュアルに普段着として合わやすく身幅と着丈を大きくオーバーサイズになっています。
生地やデザインでドレスアップした分、シルエットでカジュアルダウンすることにより、普段使いしやすいバランスの取れたアイテムに仕上がっています。
しかし、コチラのアイテムはその艶のある生地に注意が必要です。凄くキレイな生地だけど、洗うとかなりシワがつくんです。アイロンがけ無しではちょっと着られないくらいです。
技術的にはノンアイロン加工をすることは可能です。糸にコーティングをする事でシワを防ぐのですが、コレの欠点は風合いが損なわれるんです。
UNIQLOのビジネス用ノンアイロンシャツを見てみるとわかり易いです。
写真ではよくわかりませんが、実際にはノンアイロン加工したものは、触り心地もやや硬くてマットな質感に変わってしまいます。ノンアイロン加工であれば、これはどうしようもないことです。
気になった方は店舗にて2020AWのUNIQLO+Jとノンアイロンシャツを見比べて確認してみて下さい。
つまり、UNIQLO+Jのシャツは生地の艶感は素晴らしいものの、着るたび洗うたびにシワになりアイロンがけ必須のアイテムです。
しかも、春夏はレイヤード(重ね着)する機会も減り、1枚で着ることが多くなりごまかしもききません。
日頃からからマメにメンテナンス出来る方なら問題ありませんが、毎回これでは結構ストレスが溜まります。注意してみて下さい。
スーピマコットンプリントT(半袖)
そして、最後は「スーピマコットンプリントT(半袖)」になります。
スーピマコットン生地のTシャツの前面に青いキャラクターがプリントされたアイテムです。
コチラの注意すべき事は、プリントという装飾性から少し子供っぽさを感じるということです。コーディネート次第なところはありますが、やや使い所が難しいアイテムかなと思います。
テキトーにこのプリントTシャツとハーフパンツを合わせたコーディネートで、誰しもがオシャレになるものではないです。
もし、このプリントTシャツを使うのであればテーラードジャケットのインナーに着て、プリントがチラッと見えるみたいな、アクセント的な使い方には良いかもしれません。ちょっと限定的な使い方になってしまいますね。
悪くはないのですが、よほど思い入れがない限り、数あるUNIQLO+Jアイテムから真っ先にに購入するべきアイテムではないでしょう。
しかし、おそらくですがUNIQLO+JのコチラのプリントTシャツはコレクターアイテムとしての人気はありそう。実物を拝む前に在庫は無くなっていそうです。
もし、プリントTシャツが欲しいのであればUNIQLOにはUTというプリントTシャツのラインがあります。
UTからもっと好みのものを選んだ方が幸せになれるかもしれません。値段もよりリーズナブルで手も出しやすいです。
気に入ったUTを今っぽくオーバーサイズで着るなんてのも旬で面白そうです。
以上。UNIQLO+J 2021SS ラインナップから、コレは注意した方がよいアイテム5つをご紹介しました。
まず前提として、どのアイテムも良いモノばかりです。でもこういう場合は合わないシチュエーションがあるから気をつけねてね。そんな感覚です。
今回は発売前ですが、予想できる範疇で注意点を考えてみました。おそらく、今回のUNIQLO+J 2021SSも相当な人気になるかと思います。
発売後にご紹介しても選ぶアイテムが無くなってしまうので、少しでも良いものを選べる様にとご紹介させていただきました。
参考にしていただければ幸いです。
それでは、今日の記事はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次の記事でお会いしましょう。