ついにこ日が来ましたね。2020AW UNIQLO +Jの発売です。
今回はフルラインナップ店舗がかなり限られており、東海地区は名古屋店のみでした。
私は開店30分前に店舗に到着したのですが、もう凄い人が並んでいてビックリしてしまいました。ザックリ100人以上は先客がみえたと思います。
開店すると店内は密も密で超密でした。
まだまだ新型コロナウイルスにも油断出来ないこんな時期でしたので、手早く購入して退散したいところでした。しかし、商品を手に取りその場を離れて試着、気に入らなければ交換するだけでも一苦労で、思いのほか購入までにかなり時間がかかってしまいました。
さて、今回のラインナップですが発売前からも分かっていた通り、フォーマルでベーシックなアイテムが大多数を占めていました。
ジャケットやコートみたいなアイテムは良いものを展開するには中途半端な値段帯で、クオリティー的にイマイチかもしれないなぁと思っていました。が、これはいい意味で、見事に予想を裏切られましたね。
とくにネイビージャケットとウールパンツのセットアップの出来きが生地、シルエット共に素晴らしくて、持っていないアイテムであれば即買いレベルでした。
オーバーサイズのドレスシャツも気になっており、Sサイズを着てみたのですが、素材感は良いものの私の体格では少し大き過ぎるかなと感じました。これはオンラインストアでXS購入だなと考えていましたが、そう思った頃にはオンライストアは完売でした。残念です。
このジルサンダーコラボはラインナップは全部良くて、全部欲しいというぐらいでしたので、その気になったらあるだけ買ってしまいそうでした。
今回は心を鬼にして厳選して購入してきました。まず購入したものをザックリとご紹介していきたいと思います。
スーピマコットンモックネックT(長袖)
165cm/53kgにてホワイトのSサイズを選びました。
これはなかなかの大穴商品かもしれません。一見、何の変哲もないモックネックのロンTですが、着ればその美しさがわかるアイテムです。
生地感はかなりツルツルしていてツヤ感があり、さすがはスーピマコットンだなという感じです。
裾は前身頃と後身頃で長さが違う。そしてよく見ると、腕が前に向かって付いていたり、後身ごろが前側に回り込むように付いている形に縫われています。
人間の体は腕も腰も前側に動くように出来ています。この形はやや前屈み姿勢や動いたときに美しく見えるようになっているものでしょう。
平置きで置くと、どこかにシワが寄るように出来ているのもそのためかと思います。非常に凝った作りですね。
また、ステッチも飾りつけがあり、細部にも気配りが見えます。こういった細かいところも満足感を高めてくれるポイントです。
着てみると身幅が広く、全体的にやや大きめのシルエット。
このアイテムは試着せずに買ってしまいました。というか、試着するタイミングがありませんでした。泣
購入後家に帰り着てみると、最初は首周りのダボつきが慣れなくて、これ失敗したかなと思いました。着たまま鏡の前で数分にらめっこしていると見慣れてきて、首周りのダボつきも身幅とのバランスを考えてのことなのだと納得できてきました。
おそらく、もっと長く着るとさらに良さがわかってきそうです。噛めば噛むほど味がする、スルメみたいなアイテム。
そして、このビッグシルエットの何が良いかと言うと、体型を程よく隠してくれるサイズ感だということです。
私のような細身の方から、少しお腹が出てしまっている方まで見せたくない場所を覆い、カッコいいシルエットに変身させてくれます。
それでいてキレイはを失っておらず、どことなくドレッシーな雰囲気があります。万人におすすめできるアイテムです。
ただし、生地もツルツルしていてキレイな反面、薄いです。厚さはほとんど肌着とかわらないという感じです。
11月中旬現在は1枚で着るには日中でも少し寒い。
実際にはこれからの時期は、こんな風にレイヤードして使う事になるでしょう。
ネイビージャケットにブルーデニムだと、コーディネートが暗過ぎかな、なんて気分のときに少し明るさをプラスできます。
この合わせはデニムの色落ちも少ないので、それなりにキレイな印象。ニットでは少しキレイめ過ぎかなと感じれば、それをカジュアルダウンするのにピッタリです。
カシミヤブレンドチェスターコート
続いて2つ目はチェスターコートです。
実はこちら、レディースアイテムなんです。色はネイビーのMサイズになります。
そして、このアイテムは私のものではなく、妻が購入したものです。試着させてもらったところ、コレはメンズでも十分素敵に見えると思いご紹介します。
まさに素材とシルエットの良さが光るアイテムです。
素材が本当に良くて、商品名にもある通り生地にカシミアが入っています。ツヤ感があり、手触りが滑らかでずっと触っていたくなります。
私が注目したいのは、ラペルの返し。
このアイテムはメンズとレディースの2つが存在するのですが、このラペルの出来が決定的に違うなと思います。メンズに比べて、レディースのこちらは自然にロールする感じが立体的で美しいです。
今回のジルサンダーコラボに限らず、UNIQLOのジャケットやコートはラペル返しが、どうも潰れた感じで立体感がなく、気になることが多いです。
このコートはラペルに芯地がなく、ウール本来の自然な膨らみを見事に表現しています。
元々おそらく3つボタンでとめることを前提で作成されているので、この段返り3つボタン風の使い方は正しくないとは思います。意図しない使い方のはずなのに、狙ったかの様な雰囲気でグッド。
こちらも着てみるとキレイなシルエット。
同一ラインだけに先ほどのロンTとも相性抜群です。
大きなシルエットだけど、素材感、ディティールなど総合的に見て、キレイな雰囲気を失っておらず、大人っぽいバランスに整います。
こちらのチェスターコートについては、個別レビューをしたいと思います。また改めてご紹介しますのでしばらくお待ち下さい。
いいものばかりなだけに再販を望む
さて、以上が今回購入したアイテムでした。
このUNIQLO +Jのラインナップは素材とシルエットの良さが光る商品群だったなという印象で、かなり満足度の高いものばかりです。
ただ、今回のジルサンダーコラボですが、ほとんどの商品が実店舗、オンラインストア共に即完売でした。
ご紹介した2点も現在、ほとんどの実店舗、オンラインストアですでに完売しており、チェスターコートに至ってはオンラインストアのページが消えてしまっているくらいです。
私も全ての商品を見きれたわけではなく、もう少しゆっくり見たかったなぁと思います。これはお祭り騒ぎだったと思うべきなのでしょうかね。
そして、ジルサンダーコラボは販売店舗も限られており、実際に店舗に出向くことが出来る人ばかりではなかったと思います。
そこでブログやYouTubeなどでレビューを見ながら選びたい人もいたかと思います。そんな方達は選ぶチャンスすらなく終わってしまったはずです。
UNIQLOさんなんとか再生産出来ないものでしょうか?
もちろん、お店としても過剰に生産し過ぎてしまい、大量の在庫をかかえることはリスクがあると思います。
難しいのは承知の上ですが、なんとかチャンスを下さい。
それでは再販売を願い、今回は終了したいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次の記事でお会いしましょう。