オシャレ術

衣替えの季節に気をつけるべき、洋服の保管方法

こんにちは。白須(しらす)です。

3月に入り、少しずつ暖かくなってきましたね。日中はもうコートなしでも過ごせてしまうくらいの陽気です。

こうなると、そろそろ季節の変わり目という雰囲気で洋服の衣替えをされると思います。

冬物のコートやニットはクローゼットにしまい、春夏のシャツやカットソーなんかを取り出すかなと。

衣替えをするとき、しまい込む方の冬物ですが、洋服の保管に気を使ってあげると次のシーズンにもキレイに着てあげられるんです。

今回は豆知識ということで、そんな服の保管方法をご紹介したいと思います。





なぜ洋服の保管に気を使うのか


まず、なぜ服の保管に気を使ってあげなければいけないのかについて。

洋服は気を遣ってお手入れしてあれば、コートなど丈夫なモノはかなり長い期間、数年から数十年は使っていけます。しかし、お手入れがあまり良くないと次のシーズンには着れなくなってしまう、なんてこともあります

お手入れを怠ると洋服は、
・しまう前には無かった汚れが浮いてくる
・虫に食われてしまい生地に穴があく
・型崩れしてしまい、本来のシルエットでなくなる
こんなことが起こってしまいます。

なぜこんなことが起こるかというと、服の生地は意外にもデリケートだからです。コットン、リネン、ウールなどは天然の繊維であり汚れが染み込みやすかったり、伸びやすかったりするんですね。

次のシーズン、クローゼットから取り出した大切な洋服が着れなくなっていたら悲しいですよね。

洋服を長く愛してあげるためにも、保管には気を使ってあげる必要があります。


まずは洋服をキレイに洗濯しましょう


洋服をクローゼットにしまい込む前に、まずやること。それは、洋服をキレイに洗濯することです

虫食いの原因となる害虫の取ったり、見えていない汚れを落としておくことが重要なのです。

特に見えていない汚れはしっかりと落としておかないと、次のシーズンにシミや黄ばみとなって現れてしまいます。

最も黄ばみやすいのが、コットン素材の白シャツです。よく首周りや袖回りが黄ばんでしまいます。

1~2回しか着ていないし汚れてるように見えないから洗濯しなくて良いや、なんてことはありません。次のシーズンに必ずと言って良いほど黄ばみが出ます。

原因は汗や皮脂汚れなのですが、シャツがなりやすいのは地肌との接触が多いことにあります。

シャツって襟や袖は地肌にぴったりフィットしますよね。そこで汗や皮脂が付いてしまうんです。夏じゃなくても、人間気づかず汗をかいていたりしますし、皮脂は冬でも出ます。

しまう前は必ず洗濯をして、しっかりと汚れを落としてあげましょう。

しかし、ジャケットやコートなどはなかなか洗えないですよね。こういった重衣類は酷い汚れがあったり、汗をかいたときに着たなという自覚があれば専門のクリーニングへ出すくらいが良いでしょう。

私は正直、汚れが着いた自覚が無ければクリーニングはしていません。洗うという行為も洋服の寿命を縮めてしまうこともあります。

ただし、虫食い防止や最低限のホコリ落としはするために、ブラッシングをしてから防虫剤と一緒にクローゼットに入れて保管しています。

それではココからは洋服のアイテム毎に保管方法についてご紹介していきます。


カットソー類(Tシャツ)は衣類ケースに畳んでしまう


Tシャツなどのカットソーの保管方法は単純です。畳んで衣類ケースにて保管しましょう。

注意点としてはなるべくシワが付かない様にキレイに畳んであげましょう。シワがなければ、次のシーズンも取り出してそのまま着られます。

衣類ケースにしまう時のポイントは重ね過ぎないことです。洋服を複数枚で重ね過ぎてしまうと、洋服が自らの重さで型崩れしたりシワになったりします。

どのくらい積み上げても良いのかは衣類の生地厚さによって変わりますが、目安としては畳んで積み重ねた高さが20cmくらいまでが限度じゃないかなと。

よく無印良品やニトリで販売されている衣類ケースであればこれくらいの寸法で出来ているので、そこに無理なく洋服が入ればOK。

また、衣類ケースには防虫剤を入れても良いでしょう。大切な洋服が虫に食われてしまうリスクが少なくなります。


シャツはハンガーにかけてあげる


シャツについては、場所があるならハンガーの方がシワがつきにくいので保管としてはベストです。

シャツは襟回りが立体的に出来ていることが多いので、ハンガーで吊るしておくとシワになりません。

しかし、何枚もあるシャツに普通はそんなにスペースは取ることが出来ないので、キレイに畳んで衣類ケースに保管するのもアリです。

私の場合は衣類ケースに保管し、次のシーズンには襟回りだけスチームアイロンをかけて元通りにシワを伸ばすようにしています。


ニットは必ず畳んで保管


ニットも洗濯してから、衣類ケースにしまいましょう。ニットは洗えるイメージがないかもしれませんが、大体のモノは水で洗うことが出来ます。最近は洗濯機を使えるモノもあるくらいです。

そして、保管方法としては必ず畳んでしまいましょう

ニットは型崩れしやすいので、ハンガーにかけて保管するとほぼ必ず型崩れを起こします。

ニットって編み地が荒いので生地が伸びやすいんですね。

シャツなどは生地がかなり高密度に編まれているので伸びたりはしません。しかし、ニットはハンガーに吊るしてしまうと、衣類そのものの重さでハンガーと接触している場所が伸びてしまうんですね。

そうすると次のシーズンに肩が出ると言って、肩の部分だけポコっと膨らんでしまうんです。

また衣類ケースの中にはカットソー同様、防虫剤入れるのもオススメです。ニットはウールなど天然繊維のものが多いので、すぐに虫食いになりやすいです。

ニットは高級なものも多く安価では購入出来ないので、しっかりと洗濯をして汚れを落とし、防虫剤で虫食いを予防しましょう。


ジャケット、コートには専用ハンガーを使おう


ジャケットやコートなどの重衣類については、基本はハンガーにて保管します。最も高価なものが多いジャンルだけに気を使って保管してあげましょう。

ポイントはジャケットやコートはシャツ用の薄いハンガーではなく、立体的な厚みのあるハンガーにかけて保管するということです。

ジャケットやコートはニット同様ウール素材が多いものの、高密度な編み地なので生地はなかなか伸びりはしません。なのでハンガーが使えます。

しかし、その分洋服自体は重いので華奢なハンガーにかけてしまうと細いところに服の重さが集中して、洋服の形が崩れてしまうんですね。

また、ジャケットやコートは人間の身体に合わせて立体的に縫製されていることが多いです。ジャケットは着た時にシワなくフィットするように、肩は少し前側にオフセットして付いていたり、前身頃が少し膨らんだ様な形になっています。

ハンガーも人間の身体を模した分厚い立体的なものを使うことにより、洋服のシワや型崩れを予防できます。

またテーラードジャケットなどは胸ボタンは外して保管しましょう。

先程の通り、ジャケットは立体的に出来ています。分厚いハンガーといえども人間の身体と同じ厚さではないので、ボタンを留めてしまうと変にシワが寄ったりします。

ボタンを外しておくことで、少し逃がしを作ることでシワを防げるのです。

また、ハンガーにかけてクローゼットの中にしまう時はある程度は服同士の間隔を空けましょう。ギュウギュウ詰めに重なることも洋服にとってはシワになったりと良くありません。

そしてこちらもニットやカットソー同様、防虫剤を使いましょう。最近はハンガータイプの防虫剤なんてのも便利でオススメです。

そして、クローゼットにしまう前にはブラシがけはしましょう。虫の付着を防ぎ、毛の流れを整えてあげることで次のシーズンもきれいに穴や毛玉なく着てあげられます。





ボトムスは臨機応変に


最後にボトムスです。ボトムスは専用のハンガーに吊るして保管するのがオススメです。

しかし、コチラもシャツ同様全部こんなことをしていたらクローゼットのスペースが足りないので、スラックスなどのセンタークリースがあるものはハンガーにかけて、それ例外のデニムなどの平面的なものは畳んで衣類ケース保管が良いかと思います。

またスーツであれば、ジャケットハンガーにボトムスをかけるところが一体になっているものもあるので、そちらを活用してジャケットと一緒に保管なんてのもアリです。


靴はいつものお手入れでOK


スニーカーや革靴であれば普段のお手入れと特に変わりありません。

革靴の場合、ホコリ落としや水分・栄養補給、ブラッシングなどの基本的なメンテナンスを済ませたらシューボックスへしまいましょう。

私はシワ伸ばしと型崩れ防止のため、シューツリーを入れっぱなしにしています。

ただし、梅雨どきなど湿気の多いシーズンのみ注意が必要です。シューボックスのような空気の流れがない場所はカビが生えやすいのです。

たまにシューボックスを開けて、風通しを良くしたり、靴を少し動かしたりして常に乾燥した環境にしてあげるようにしましょう。

以上。洋服の保管方法についてご紹介しました。

洋服は手入れやケア次第で長く使えるモノです。

ちょっと面倒くさいなと思うかもしれませんが、モノを大切するということがファッションの楽しみでもあるかなと思います。

是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

それでは、今日の記事はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

また、次の記事でお会いしましょう。

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