こんにちは。白須(しらす)です。
本日も私のクローゼットから、愛用する革靴をご紹介したいと思います。
今回、ご紹介する革靴はクロケット&ジョーンズのキャベンディッシュ3です。
私はいくつか革靴を所有していますが、近年の春、夏はこればっかり履いています。
こちらのアイテム、フォルムが細くてキレイなので、履いた時にコーディネートが引き締まるんです。
それでは、早速いってみましょう!
Crockett&Jonesとは
まずは革靴ブランドである「クロケット&ジョーンズ」にてついて、ご紹介します。
クロケット&ジョーンズは、1879年に創業し、すでに100年以上の長い歴史を持つ革靴ブランドです。
イギリスのノーサンプトンで、ジェームズ・クロケット氏とチャールズ・ジョーンズ氏によって設立されました。
以前は「ジョージ・クレバリー」や「ジョン・ロブ・パリス」などから高級靴製造を手がけるOEMメーカーとして、紳士靴の製造を委託されていたのが始まりとのこと。
今では独立ブランドとして、すっかりイギリスを代表する革靴ブランドに成長しています。
グッドイヤーウェルト製法の革靴作りを得意としており、堅牢で長く愛せる革靴作りを得意としています。
グッドイヤーウェルト製法とはソールを交換することが出来る革靴製法の一つです。ソール交換が出来るので、丈夫なものは10年、20年と履いていけるのが特徴。また、靴自体がやや重くなってしまうものの、紳士靴の中では機密性が高いので防水性にも優れています。雨の多い日本にはぴったりの製法です。 |
クロケット&ジョーンズは本当に多種多様な革靴を展開しています。
オリジナル製品だけでなく、ビームス、ユナイテッドアローズ、トゥモローランドなど様々なセレクトショップとの別注モデルも存在します。
その木型の多さは世界一とも言われているほど。
メインは実用的な紳士靴ですが、休日に履けるカジュアルシューズや、特殊なものではアウトドアシューズやワークブーツなど多彩なラインナップがあります。
Crockett&Jones CAVENDISH3
そして、そんなクロケット&ジョーンズから今回、ご紹介する靴がこちら。
キャベンディッシュ3 タッセルローファーです。色はダークブラウンになります。
足の甲に取り付けられたタッセル(紐飾り)が特徴的なスリッポンタイプのシューズです。
このタッセルは靴に装飾性を与えることで、エレガントな見た目。シンプルな靴も素敵ですが、こちらのタッセルローファーはどこか大人の余裕みたいなものを感じさせてくれます。
そして、私が一番推したいポイントは細身シルエットということ。
こちらはジョセフチーニーのコインローファーになりますが、つま先がかなり丸みを帯びているのがわかるかと思います。
比較してみるとクロケット&ジョーンズのタッセルローファーの方が先端がやや尖って見えますよね。
私自身、ボテっと丸みをおびたワークシューズ的な靴も好きなのですが、現代のファッションに合わせやすいのは、クロケット&ジョーンズのタッセルローファーのような細身タイプかなと。
スラックスに合わせても、カジュアルなデニムに合わせても程よくスマートに足元を演出してくれます。足先がキレイだとコーディネート全体もキレイに見えますので、街着としてはこういったシルエットの靴の方が使いやすいのです。
足先というのさ意外にも目立つパーツなので、細かいことですがしっかり気配りしていきたいところです。
そして、こちらのタッセルローファーは日本人の足の形にあった木型が採用されています。
ローファーって靴紐が存在しないため、どうしても履いていると足がスポって抜けて脱げやすいもの。
靴でありながらスリッパみたいな感覚で履けるのがローファーの良さであるものの、歩いてカパカパするのも嫌ですよね。
ローファーでこの脱げやすさが起こるのは、靴のヒールカップと人間の足のかかとのサイズが合っていないからなんです。
日本人は欧米の方に比べて、どうしてもかかとが小さい特徴があります。だから普通のローファーは日本人にはヒールカップが大きく脱げやすいのです。
そこで、このタッセルローファーは日本人にフィットするように木型を修正されており、ヒールカップが小さく出来ています。
ローファーでありなながら、歩いていても脱げることのないフィッティングが実現しているのです。結果、イギリス靴でありながら、日本人にベストマッチな革靴となっているのです。
また、新品で購入する場合はつま先にラバーかトゥスチールは必須でしょう。
履き始めは革が硬いのでソールが屈曲しにくいです。歩けばつま先にばかり負担がかかるので、早くつま先がスレてしまうんですね。
ソールのつま先ばかり減ってしまうとソールの交換タイミングが早くなってしまうので、ここは早めに対処するのが良いかと。
私のオススメは購入時点で店舗にて、つま先にラバーかトゥスチールをあらかじめ貼ってもらうことです。その他にも、靴修理屋さんでも取り付けしてもらえるので、こちらもオススメ。
私は街の靴修理屋さんにて、つま先にラバーを貼りました。
コーディネートは気にせずとも、何にでも似合う
タッセルローファー履いてみました。165cm/53kgにてサイズは5(約23.5cm)となります。
やっぱり、細身シルエットの美しさが際立ちますね。
こちらは新品を購入してから、履き始めて2年ほどになります。最初はかかと辺りが靴ずれして痛かったのですが、今ではすっかり馴染んでいます。
コーディネートは気にせず、何にでも合わせられます。ボトムスはスラックス、デニム、ショートパンツ何でも来いです。
革靴がキレイなキャラだけに、わりと子供っぽいアイテムと合わせてしまっても、それなりに大人らしさが出せるのです。コレが革靴の便利なところかなと。
こちらのタッセルローファーを使って、いくつかコーディネートを組んでみました。それでは見ていきましょう。
まずは、色落ちデニムと合わせみたコーディネートです。
ボトムスは「デニム×ワイド×色落ち」と、かなりカジュアルな組み合わせですが、タッセルローファーのおかげでキレイな雰囲気を出せているかなと思います。
オープンカラーシャツとタッセルローファーの相性もバッチリで、夏らしい涼しげな印象です。
けっこうお気に入りのコーディネートです。
今度はスーツにてタイドアップしてみました。ネクタイはローファーに合わせてブラウンをチョイス。
ビジネスというとレースアップシューズ(紐靴)の方が適しているのですが、オフィスワークの日などにこんな合わせも素敵です。
スーツスタイルとして抜け感のある、ややカジュアルな雰囲気で親しみやすいコーディネートかなと思います。
最後にトップスにマウンテンパーカー、ボトムスにショーツという組み合わせ。
靴以外全てカジュアルなアイテムでのコーディネートですが、案外すんなりとおさまりますね。
これも革靴のキレイな雰囲気の持ち味かなと。
こういった白っぽい合わせには、ブラックではなくブラウンの革靴の方が、全体の印象として浮いて見えずにしっくりきます。
コーディネートの参考にしてみて下さい。
以上。クロケット&ジョーンズのキャベンディッシュ3、タッセルローファーをご紹介しました。
革靴はすり減ったソールを交換し、ある程度お手入れしていれば、かなり長期間使えます。
長い期間コーディネートを彩ってくれるので、少しお金かけて良いものを購入しても、トータルとして見合うかなと思います。
よろしければ、是非お気に入りの一足を探してみてください。
それでは、今日の記事はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次の記事でお会いしましょう。