こんにちは。白須(しらす)です。
2021年春夏シーズンより、ファミリーマートから『コンビニエンスウェア』というアパレルラインが発売しました。私もしばらく様子見していましたが、今回靴下を購入してみました。
しかし、今回は購入した靴下のレビューをしたいのではありません。ファミリーマート参入によるアパレル業界の動向についてお話していきたいと思います。
このファミリーマートのコンビニエンスウェア。ユニクロの最大のライバルとなり得るかもしれませんよ。
それでは、早速いってみましょう!
ファミマ発のアパレルライン『コンビニエンスウェア』
まず皆さん、ファミリーマートで洋服が買えることをご存知でしょうか?おそらく、知らないという方もみえるかと思います。
2021年3月より、ファミマ発のアパレルライン『コンビニエンスウェア』が発売になりました。これはコンビニのファミリーマートがFACETASM(ファセッタズム)のデザイナー落合宏理氏とタッグを組んで登場したものです。
FACETASM(ファセッタズム)とは こだわりを持たず、常に新しい顔を持つ。プライドを持って挑戦しつづけること。心に触れ、服って楽しいと感じられるような提案をすることをファセッタズムのポリシーとしている。こんなコンセプトのもと誕生したブランドです。 モードな洋服好きな方の中で人気のブランドとなっています。 |
そしてコンビニエンスウェアはデザインや素材、技術にこだわったアパレルを展開しています。
普通コンビニで販売されている衣料品と言えば、下着やネクタイ、シンプルな白Tシャツなどのが多いです。これは、終電を逃したなど緊急時に必要なアイテムばかり。コンビニエンスウェアはこのような常識を覆し、低価格でありながら毎日のコーディネートにも取り入れられる高いクオリティーの洋服を展開しています。
https://www.family.co.jp/goods/cw.html
私が購入したのは「ラインソックス」
そんなコンビニエンスウェアから今回、私が購入したものがこちら。
「ラインソックス」です。ファミリーマートのアイコニックな緑と青の柄が特徴的ですよね。
パキッとした白のソックスに発色の良いラインがプリントされています。結構キレイな雰囲気で着ていけそう。
いわゆるレギュラー丈で、履くと靴下が膝とくるぶしの中間くらいまでの長さです。
そして、このファミリーマートのコンビニエンスウェアがアパレル業界を変えるかもしれないのです。
その理由を解説していきたいと思います。
最近少し苦境のユニクロ
コンビニエンスウェアを語る前にまずは知っておきたいのが、最近のユニクロです。
今のファッション業界において、切っても切れないのがユニクロ。なにせユニクロは世界で1番洋服を販売しているファストファッションブランドですからね。当然、その影響力も絶大なものです。
昨2020年は新型コロナウイルスの影響からアパレル業界全体としては、かなりの打撃を受けました。しかしユニクロは好調に売り上げを伸ばしたのです。
それは自宅で過ごすリラックスウェア需要があったから。ユニクロはライフウェアをうたっているだけあり、ありとあらゆるジャンルの洋服取り扱いがあります。当然、リラックスウェアの展開も幅広く当時は他のブランドの追随を許さなかったのです。
しかし、そんなユニクロが今年度は苦戦を強いられているのだとか。私はこちらの背景にはユニクロの商品力の低下にあると考えています。
2020年から1年経ち、今年はリラックスウェアも他のブランドでも展開されるようになりました。ZOZOTOWNや楽天をチェックしても今はなかなか良いものが見つかります。今年はユニクロが多くのリラックスウェアを展開しているアドバンテージは無くなってしまったのです。
ユニクロUのエアリズムコットンTや、スマートアンクパンツなど相変わらず定番で売れ続けているものもありますが、今年はコレ!というものが、どうも見つからない。
つまり今年のユニクロはヒット作を出せていないのです。ここをどう乗り切るか、ユニクロさんも悩ましいと思います。
ファミリーマートはユニクロ最大のライバルになるかもしれない
さて前置きが長くなりましたが、ここからが本題。まだ駆け出したばかりのファミリーマートのコンビニエンスウェア。もちろん、現在はユニクロに匹敵する、、、なんてことはありません。
しかし、これが将来的にはどうなるかわからないですよ。というのもファミリーマートは国内16,638店舗とユニクロの810店舗を大きく上回ります。
※2021年7月現在
「コンビニで洋服なんて買わないよ」と思う方もみえるでしょうが、それはあまりに短絡的な考えかもしれません。
仮に1店舗あたり1週間に1つアイテムが売れれば、月間で6万ヶは売れる計算になります。トップのユニクロでさえ、この数字はなかやか出せないものでしょう。国内で6万ヶも売れるって、相当凄い規模ですよ。
これが販売網の広さがなせる技です。どんな理由であれ1つでも売れればヒット商品になり得るのです。実際には1店舗あたり、1週間に1アイテムしか売れないなんてことはないでしょうから、かなりの売り上げになることは容易に想像できます。
しかもコンビニエンスウェアはデザイナーとタッグを組んでいるので商品力はなかなかのもの。今 現在はそこまで型数もないですが、これが本格的に売り出されてきたら、ユニクロのテリトリーを犯してくるのは間違いないでしょう。
というわけで以上。ファミマで靴下を購入した話と、今後のアパレル業界動向について語りました。
それでは、今日の記事はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次の記事でお会いしましょう。