こんにちは。白須(しらす)です。
革靴って、お手入れえ怠らなければ10年、20年と長く使っていけるもの。その革靴のお手入れの中で、唯一自身で行うのが難しいもの、それはソール(靴底)交換です。
今回、手持ちの革靴でソールが減ってきたものがありましたので、お直しにだしてみました。そのまま同じソールを貼り付けることも出来ますが、ついでにイメチェンもしてみました。
修理が終わり返ってきましたので、早速ご紹介したいと思います。
それでは、いってみましょう!
利用したのは「RADIAN名古屋」
今回、靴修理に利用したのは「RADIAN名古屋」です。
ワークブーツから、グッドイヤーウェルト製法の紳士靴まで様々な靴を修理したり磨いたりしてくれるとのこと。
物腰柔らかな店主さんが非常に丁寧な対応をしていただきました。私がこういうイメージで修理したいと伝えると様々なソールを出してきていただき、これくらいの見え方かな、こういうイメージになるかな、と細かくアドバイスいただきました。
店内も「ワーク感」がありつつも、清潔感のあるオシャレな雰囲気で居心地の良いものとなっていました。
RADIAN名古屋 : https://572958.com/
JOSEPH CHEANEY 「HUDSON(ハドソン)」
まずは靴の修理前を見ておきたいと思います。
こちらが、その革靴。ジョセフチーニーの「ハドソン」です。
ジョセフチーニーはグットイヤー・ウェルト製法の革靴の生産地として名高い英国ノーサンプトンにて、伝統的な製法、技術により靴をつくり続けています。
その、ジョセフ チーニーのローファーラインナップにおいて最定番に位置づけられるモデルが「HUDSON(ハドソン)」。至ってベーシックなコインローファーで、今でもメイド イン イングランドで職人が一つ一つ作製しているのだとか。
英国靴らしい程よい丸みとボリューム感があり、品格も十分に兼ね備えたフォルムが特徴。
アッパーには、キメの細かい革質が自慢のカーフ素材を採用し、比較的ドレスにも合わせやすい仕上がりです。U字型ステッチにあしらわれた、モカシン縫いの凹凸によって立ち上がっている革の高さが、ブランドならではのしなやかさを漂わせます。
ヴァンプの長さ、甲革に載ったサドルの幅、これらの数値の相関関係によってもローファーの顔立ちは変わってきますが、あくまでもローファーの定番たる表情を貫きつつ、ほんのりと柔らかいエレガンスを漂わせています。
ハドソンには5203 LASTという、チー二ーの定番に位置づけられるローファー専用のラストが採用されています。
スマートな表情を取り入れつつも、バランスのとれた丸みのあるトゥで、英国らしいクラシック感を残した定番モデルです。ヒールカップが若干小さ目に作られており、ローファー特有の歩く際の浮きも比較的少ないモデルなのだとか。
※一部、公式紹介文流用
元々はレザーソールだったのですが、底面やヒールがすり減ってきていたので、今回、修理に出してみました。
ボリュームのあるソールにしてみた
さて、前置きが長くなりましたが、今回は修理した革靴がこちら。
随分と雰囲気が変わりましたね。
今までのキレイな雰囲気も好きでしたが、イメチェンして、ややワークテイストな感じにしてみました。
もうすでに何回か履いてしまったので、キレイという感じではありませんが、修理した直後は靴磨きもされており、ピカピカでした。店主さんの細かい気遣いが嬉しいですね。
今回の修理、ビブラムソールのヒール分割タイプにしてみました。番手でいうと「#1100」というものになります。
いわゆる登山向けなどに使われるものです。
高い耐磨耗性、衝撃吸収力、グリップ力を誇り、足場の悪い路面でも対応する、機能性が非常に高いものになります。
厚みがあるソールのため、エンジニアブーツや登山ブーツなどの男らしいワーク系ブーツにハマるものですが、今回はあえてドレスシューズに使ってみました。
靴にボリュームが出たので、パンツも同じくボリュームのあるものが似合う!
実際に靴を履いてみるとこんな感じ。
ソールが分厚くなり靴にボリュームが出たので、パンツもワイドパンなどのボリュームがあるパンツに似合う様になったかなと。
逆に言うと靴にボリュームがあり過ぎるので、細身のパンツには、やや不恰好になったかな。
とはいえ、夏はワイドパンツの季節です。もちろん細身のパンツというのも永遠の定番なのですが、最近は若干マンネリを感じているのも事実。
さらに、夏ってトップスにアウターを羽織ることもほとんどないので、Aラインシルエットを作りやすいです。
そして、ローファーってやっぱり夏に使うことが多いのです。アクセント的にワイドパンツを履きたい気分、そんな時にこのローファーは役立ってくれそうです。
もし、また細身のパンツが履きたくなったら、またソールを変えれば良いのですから。
以上。今回はジョセフチーニーのコインローファー「ハドソン」の補修とカスタマイズしてみましたので、ご紹介しました。
革靴ってお手入れ次第で長く使えることはもちろんのこと、その過程で表情を変えたりも出来ます。様々な楽しみ方が出来るので、飽きがこないのも良いところです。
それでは、今日の記事はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次の記事でお会いしましょう。
「今回のコーディネートに使用したアイテム」